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2014年6月 5日 (木)

スズメバチの巣を駆除してみた!まさか、自分でできるなんて…まずは専門家に相談しよう。

昨日、生まれて初めてスズメバチの駆除を体験した。巣の発見が早かったことと、保健所の方が見にきてくれている間に駆除できる条件が揃ったのとで、幸運にも専門家のフォローをいただきながら作業ができたのだ。



◼︎草刈りで未知との遭遇!コガタスズメバチの初期の巣を発見!!

先週の日曜日、しばらくサボっていた家の周りの草刈り中(草というより藪だけど…)、胸下くらいの草むらを無造作に掻き分けると、こんなモノと出くわしてしまった!(◎_◎;)どひゃあ!



初めて目にするモノだけど、ぱっと見だけでも「凶々しさ」が伝わってくる造型とカラーリング。そして視界の隅に「ぶぶぶ」と飛び回る黒い物体が…巣+羽音とくれば=蜂。一瞬「スズメバチ」という名前が浮かんだけれど、ワタシの知っているスズメバチの巣はこんなのだから



「?」と思いながらも、カラダが勝手に逃げ出していた。



後で調べてみると、やっぱりスズメバチの巣であることが判明。コガタスズメバチという種類で、初期の巣は「ソフトボールくらいの大きさ」「トックリを逆さまに吊るしたような形」そして「木の枝、植え込み、軒下等に巣を作る」のだそうだ。全てがバッチリ当てはまっちゃってる…((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル。



小学生の時に蜂(ミツバチ)に刺されたことがあるワタシは、大の蜂ギライである。羽音を聞くだけで冷や汗をかく。そこへ持ってきて、『クイーンオブ蜂』のスズメバチがお隣さんなんて、考えただけでも倒れそうだ。

ググってみると、自分で駆除できないわけでもないらしいが、ハッキリ言って断固拒否である 。何事もDIYしたい質だけど、虫系ー特に蜂はとても困ってしまうのだ。

ひたすらオロオロするばかりのワタシを尻目に、妻は至って冷静。



「明日、市役所に聞いてみるよ」



おおっ!そーいえば、横須賀市ではスズメバチの駆除に補助金が出るって聞いたことあるぞ。聞けばいい知恵をもらえるかもしれない。相変わらず頼りになるわが妻である。ちなみに問合せの窓口は市役所ではなく「保健所」である。



◼︎保健所さん登場で一気にゆるーい雰囲気に…やっぱり自分でやらなきゃダメなのね。

そして、昨日、朝一番で保健所の方がきてくれた。ワタシと同年代の男性2人組である。下に載せたチラシをくれながら様子を聞かれる。「初期巣」の写真を差しながら説明を始めた途端、一気にリラックスした雰囲気に…



「これなら、ご自分で結構できちゃいますよ(ニッコリ)」



この段階では、成虫はまだ女王蜂一匹だけだが、巣の中で働き蜂が羽化して巣作りに加わると加速度的に大きくなってワタシが知っている「立派なスズメバチの巣」に変貌するのだそうだ。そうなったら、まずシロウトでは太刀打ちできない。

え、だからさ。今だって、太刀打ちしたくないんだってば。まるで良いことのように言われたが、ワタシ、ダメ、ゼッタイ。なのである。

完全に腰が引けたまま現場に着くと、お2人は巣の写真を撮りながら、処理の方法を説明してくれた。保健所さんの仕事は、現場を確認した上で適切なアドバイスをくれるところまで。実際の処理作業は民間の業者に依頼するか自分でやるしかないのだ。_| ̄|○



◼︎作戦の要は「女王蜂を殺す」こと。効果的なやり方は…

スズメバチの初期巣の駆除のポイントは、巣を壊すことではなく、女王蜂を殺すことなのだそうだ。彼女がいない間に巣を外すことは簡単だが、女王蜂が健在なら再び近くに営巣されることが多いらしい。草刈り中に見つけたので、手にしたハサミで「切っちゃおうかな」と一瞬思ったのだが、やらなくて正解だったようだ。

では、女王蜂を駆除するにはどうすれば良いか?わが家の場合の作戦ポイントは以下の通りである。



1.ホントーに女王蜂しかいないか確認する。

日中は30分に1回くらい巣に戻ってくるで、出ていった直後に巣に少しだけ刺激を与えて(棒で軽く触れるとか)留守番がいないか確かめる。刺激はあくまでも「少しだけ」である。コガタスズメバチは比較的攻撃性的ではないし、今時期は、気質がまだ穏やか期間なのだそうだ。

実際、保健所の方は手で枝を揺らしていた!その間合いの近さにはビビるばかりだ。蜂が巣の中にいたとしても、一気に飛び出し、刺してくることは稀だそう。

保健所の方に女王蜂の「不在確認」をしてもらったので、次は環境作りだ。



2.殺虫剤が届くように回りの枝などを払っておく

女王蜂の駆除は市販の殺虫スプレーを使うので、障害物を取り除く。くれぐれも巣を落とさないように注意!



3.巣の外被を壊しておく

具体的には下の赤いラインくらいの部分をハサミなどでカットする。巣の外側を「外被」と呼ぶが、材質は紙同様なので簡単に切れるらしい。そうすることによって、トックリの下半分にある「部屋」をなくし、殺虫剤が直接かかるように工夫すること。



4.殺虫剤噴射は日中は避けた方が無難

いよいよ本番。噴射距離の長い市販の蜂アブ用殺虫剤を女王蜂めがけて噴射。最低でも10秒以上は当てたい。夕方や明方の低活性時を狙って、むき出しの巣に取り付いているところを狙う。

その場で駆除できればベストだが、逃げる場合もある。引き続き巣を監視し、戻ってきている形跡がなければ逃げた先で死んでいることが多い。残念ながら、駆除できなかった場合は、外被を復元される前にもう一度噴射である。



5.女王蜂の駆除を確認したのち巣を撤去する。

ちなみに今回ワタシが使ったのは右側。距離2mくらいの近距離噴射を断続的に20秒程度で駆除成功だった。ただ、保健所の方に言わせると 左側のバズーカタイプの方が「効く」 らしい



◾︎保健所コンビのフォローの中、いきなり作戦実行となる

枝を払ったり、殺虫剤を見てもらっているうちに、なんと女王のご帰還である。途端にオロオロ加減全開のワタシを見兼ねて、



「今やってみますか」

と有難いお言葉。プロについていてもらえば百人力である。後光が差してたね!

巣に狙いをつけるためにシュッとひと吹き。異変を感じて出てきたところに「ブシュー」とかけ続ける。スプレーの最中に蜂がこちらに向かって飛んでくることはなかったけど、本当ドキドキだった。

断続的に20秒ほどかけ続けると、ポトリ。草むらに落ちたので死骸は確認していないが、保健所の方に「あれだけ効いていれば大丈夫」とのお墨付きをもらったので、その場で巣も撤去した。(巣は保健所の方が持ち帰ってくれた。サンプルにするのかしら?)



◾︎スズメバチ駆除は「早期発見」と「専門家に相談」が大切だ

今回のスピード解決できたのは、まさにこの二つのポイントが重なったおかげだと思う。ただのラッキーである。

発見が遅れて、見た目は初期巣であっても、すでに働き蜂が活動していたらこんなにうまくはいかなかっただろう。蜂の気質も攻撃的に変化するし、巣が空になる機会も激減するからだ。実際、巣の中の働き蜂は蛹(繭?)の段階まで進んでいて、あと1週間遅かったら羽化していたかもしれない状況だった。




↑実物

駆除のやり方も、ネットで調べるのとプロについて教えてもらうのでは天と地ほども違いがある。危険な生き物相手のことだから、経験豊富な専門家についてもらいながらやれたというのは本当に幸運だった。ただ、あくまでも保健所はアドバイス役。今回は成り行き上、ご好意で立ち会ってくれただけである。



◼︎巣を作らせないチェックが肝心と反省したのだ

スズメバチといえば、「獰猛で刺される」。ゆえに駆除して当然と思っていたが、今回初めてスズメバチについて調べてみると、自然界では益虫としての側面もあるし、その人生(虫生)もなかなか熾烈なものがある

ニンゲンと交わってしまったが故に、駆除されなければならなかったワケで、むしろ被害者とも言えよう。何が言いたいかと言うと、駆除のうまいやり方を身につけるより、自分と交わるところに巣を作らせない工夫をすべきなのだ。

営巣を始めるのは春。4〜5月にかけては、家の回りの草刈りをまめにやるとか、軒下など営巣に適した場所に忌避剤を撒くとか、ただ目視しながら家の回りをぐるぐる回るだけでもずいぶんと違うと思う。向こうだって、人と出会いやすいところに好んで巣は作らない。

わが家は毎年、GWあたりに大掛かりな草刈りをする。以前にもアシナガバチの営巣を始めたばかりのところを見つけたりした。しかし、今年は、それをサボっていた。なので、スズメバチに人の手が入ってこない場所だと思わせてしまったことが原因だと思っている。

無駄な殺生をしないためにも、自分のナワバリはしっかり主張していかなければ!と改めて反省した次第である。

<注意>
今回の記事はスズメバチの駆除の体験談を掲載することにより、実態や関係先をご案内するためのもので、自己作業を奨励するものではありません。

スズメバチの駆除は、かならず専門家のフォローを受けることをお勧めします。

この記事に載っている方法で作業中、受傷等の事故があってもいかなる責任も負えません。

Posted from Drift Writer on my iPad

●追記●
2014年に続いて、2015年もコガタスズメバチに巣をつくられてしまいました…
詳しくはコチラ↓↓↓

今年「も」スズメバチの巣を駆除してしまった…

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